将棋の神様〜0と1の世界〜

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」&「チェスクロイド」作者がおくる、将棋コラム

激指、アマ竜王戦ベスト16

いやはや、予選を突破するとは驚きである。


特別招待で参加したコンピューター将棋ソフト「激指(げきさし)」は予選リーグで岡本敏弘さん(22)(北海道)、小川英二さん(35)(大阪)を連破した後、抽選の結果、本戦1回戦で再度対戦した小川さんも破り、堂々の16強入り。
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詰みが一瞬で見えるのはもちろん、詰めろ、詰み形を目指した指し回しが当然のようにできることに強さを感じる。

上図は、予選2回戦 対小川英二氏(大阪府代表)戦の最終盤。▲4二角打に対し、△3二金と打った局面である。何気ない普通の受けに見えるが、これは寄せもにらんでいる。すなわち、以下▲4一銀△4二金▲同金と進んだところで、急転直下の△2七銀!(下図)。以下詰みである。

持ち駒のうち、金一枚と角を入れ替えれば先手玉が詰むことを読みきった上での受け。残りの勝局2つも、その寄せの能力が圧巻である。ただし本戦トーナメント2回戦での敗局は、序盤構想がひどい。いたるところで述べられていることだが、やはり全体的に序盤の指し手がぎこちないのは今後の課題であろう。
予選、本戦、およびエキシビジョンマッチ(なんと前アマ竜王・加藤幸男氏とも対戦)も含め、すべての棋譜「コンピュータ将棋協会」のホームページ内「第18回アマチュア竜王戦全国大会 激指 棋譜」で見ることができるので、興味ある方はどうぞ。なお、激指と上述の小川氏は予選で対戦した後、本戦1回戦でも抽選の結果偶然対戦(小川氏は2勝1敗で予選通過)となったのだが、2局とも小川氏の三間飛車VS激指の左美濃という戦型となっている。