将棋の神様〜0と1の世界〜

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」&「チェスクロイド」作者がおくる、将棋コラム

「相振り革命3」書評

相振り革命〈3〉
相振り革命〈3〉
毎日コミュニケーションズ 2005-05
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star振り飛車
star内容は、多彩で大いに評価できる。

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もう4ヶ月ほど前になるが、「相振り革命3」が発売になった。
目次は以下の通り。

  • まえがき
  • 第1章 現代相振りの考え方
  • 第2章 速攻矢倉崩し後手△3三角戦法
  • 第3章 端歩の考え方
  • 第4章 △3三角戦法対先手矢倉
  • 第5章 対先手中飛車対策
  • 第6章 現代の相三間飛車
  • 第7章 山崎流銀冠
  • 第8章 相振り阻止作戦
節の紹介は省いている。より詳細には上記リンクを参照ください。
第1章の「現代相振りの考え方」では、2003〜2005年辺りの流行形・最新形や基本方針などが簡潔にまとめられていて、非常に読みやすく、わかりやすく、そして面白い。第3章「端歩の考え方」も、第1章と合わせて押さえておくと良いだろう。
4章の相向かい飛車型「△3三角戦法対先手矢倉」に全体の4割近くのページ数が割かれている。分かりやすさ、バランスの良さが抜群で、現在最も指されている戦型だからだ。
ただし、目次を見てわかるとおり、その他の形も取り上げられているところがこの書籍のすばらしいところ。特に初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩、と突くような三間飛車党の方にとっては、第6章「現代の相三間飛車」は必読であろう。相三間飛車型は、これまでは囲いは「相金無双」になるのが一般的だったが、本書で紹介されているのは「相美濃囲い」。矢倉や美濃囲いに組みにいくトレンドは、向かい飛車型に限らないようだ。
なお、四間飛車型については前書に続き本書でも取り上げられていない。これは少し意外だった。向かい飛車型と同じ流れになりやすく(実際、序盤の変化として四間飛車型の話は少し載っている)、解説が重複しやすいというのが理由の1つだろうか。