将棋の神様〜0と1の世界〜

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」&「チェスクロイド」作者がおくる、将棋コラム

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「相振りレボリューション」発売

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名著「相振り革命」シリーズの続編

「アイツが振るならオレも振る!」でおなじみの、本ブログでも何度も紹介している杉本昌隆七段著の「相振り革命」シリーズに、続編が出るとのこと。
第1作から順に「相振り革命」、「新相振り革命」、「相振り革命3」、「相振り革命 最先端」ときて、気になる本作のタイトルは、「相振りレボリューション」。頭の「相振り革命」を放棄して、まさかの英語表記だ(さすがにアルファベットではないけれど)。これも時代の流れだろうか。

マイコミ将棋BOOKS 相振りレボリューション
マイコミ将棋BOOKS 相振りレボリューション杉本 昌隆

毎日コミュニケーションズ 2010-11-13

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目次は以下の通り。

  • 序章 現代相振りの考え方
  • 第1章 先手三間VS後手△5三銀型三間(先手ジックリ型)
  • 第2章 先手三間VS後手△5三銀型三間(先手軽快型)
  • 第3章 相三間後手の秘策
  • 第4章 先手向かい飛車VS後手三間
  • 第5章 その他の相振り、速攻三間、左穴熊対策


■内容紹介
1995年に相振り飛車の戦いに革命を起こしたのが「相振り革命」シリーズです。第一作の発売以降、相振り飛車は劇的な進化が始まり、それは現在も続いています。本書はこの相振り革命シリーズの最新作です。最近の振り飛車三間飛車が増えており、相三間を中心に、三間飛車対向かい飛車、後手の秘策△5五角作戦など、実戦で試したくなるような面白い変化が盛りだくさんになっています。

If you range your rook, I will, too!

上の内容紹介でも触れられているように、近年は石田流三間飛車志向の3手目▲7五歩が流行しており、後手が居飛車を放棄して相振り飛車戦になるケースも目立つ。ちょうど現在進行中の「大山名人杯倉敷藤花戦」里見香奈倉敷藤花VS岩根忍女流二段)でも、3局すべてが相三間飛車となった。
そんな背景を考慮し、本書は先手三間飛車、特に相三間飛車を中心に解説されているようだ。


私は第一作からこのシリーズを購入している。本書も必読、いや「マストバイ」に違いない。