将棋の神様〜0と1の世界〜

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」&「チェスクロイド」作者がおくる、将棋コラム

//移転しました。

NHK将棋講座で1月から石田流講座

あけましておめでとうございます。昨年同様更新頻度は低くなる見込みですが、今年もよろしくお願いします。

「戸辺流振り飛車で目指せ!初段」

大活躍中の若手振り飛車党・戸辺誠六段が講師を務め、タレント・つるの剛士(敬称略)が司会を務めていることで話題のNHK将棋講座「戸辺流振り飛車で目指せ!初段」。


戸辺流振り飛車で目指せ!初段
今流行の戦形、中飛車や石田流三間飛車の考え方を半年にわたり伝授していきます。いずれの戦法も振り飛車側から積極的に動けるのが特徴。従来の振り飛車の感覚とはひと味違う、「戸辺流」の攻めをこの機会にしっかりマスターしていきましょう。

つるの剛士効果で、これまで将棋に興味がなかった方々が将棋を始めるきっかけになっているに違いない。とはいえこの講座は初段を目指す方向けの比較的高度な内容となっている。この辺り、司会のチョイスと講座内容の方針がちょっとちぐはぐと言えるかもしれない。

つるの剛士は10年以上前から将棋を指していて、数々の将棋の番組に出演したり、過去には「つるの将棋クラブ」というWebサイトまで持っていた(現在は閉鎖している)本当の将棋好きであり、好感が持てる。

「すっごい破壊力! 石田流三間飛車入門」

講座「戸辺流振り飛車で目指せ!初段」では、ここ数ヶ月間中飛車(ごきげん中飛車)講座が続いていたが、いよいよ1月から石田流講座が始まる。各週のタイトルは以下の通り。

  • 1月8日(日) ようこそ! 石田流の世界へ
  • 1月15日(日) 7七桂から瞬発力で勝負
  • 1月22日(日) 7七銀から機動力で攻略
  • 1月29日(日) 最強の攻撃形! 石田流本組み

この講座の効果で、石田流の人気がまた上がることになるだろう。
なお、将棋入門者がいきなり石田流を指しこなすのは相当難しいのではないかと思う。ゴキゲン中飛車以上に激しい展開になりやすいし、持久戦になっても、浮き飛車の戦いは将棋を指し慣れた人にとっても特殊なものだからだ。
将棋入門者の方は、まずは角道を止めるノーマル三間飛車の戦い方を知ってから、石田流を指し始めたほうがよいと思う。

「三間飛車のひとくちメモ」「フラ盤」は移転しています

2011/10/12のエントリーでも述べました通り、「三間飛車のひとくちメモ」および「フラ盤のページ」は以下の場所に移転しています。

以前は「AAA!CAFE」上で運営していましたが、2011/12/01をもってAAA!CAFEのサービスの提供が終了となりました。
10月、11月中は、旧サイト上には新サイトへのリンクページを設置していましたが、12月に入ってからは旧サイトを訪れると「指定されたページまたはファイルは存在しません。」と書かれたページしか表示されません。
Google検索では、「フラ盤」で検索しても新サイトがまだ最上位には来ていない状況です。


ブログ内のリンク集などで、旧サイトへリンクを貼っている方は、お手数ですが新サイトへのリンクに修正いただきますよう、よろしくお願いいたします。

「萌えるチェスクロック」発売

棋士や声優の声が出る対局時計

いつかは出るかも、と想定の範囲内だった商品が、実際に発売になった。

商品の説明
棋士さんや声優さんの声が出る対局時計(チェスクロック)です。将棋、囲碁、チェス、オセロ、バックギャモンなどの公式大会ではもちろん、TCGやボードゲームで利用しても楽しめることうけあいです。

秒読みなどの読み上げだけでなく、対局前後のあいさつにも適用されるようだ。
Amazon掲載の画像に載っている情報によると、様々な対局ルールに対応している。読み上げをしてくれる棋士と声優の名前も載っているのだが、画像が小さくてよく見えない。販売元のWebサイトを少し探してみたのだが、見つけることができなかった。詳細情報が載っているサイトがあるとよいのだが。
値段は12,600円と、通常の対局時計(下図)よりもさらに数千円高い。「萌え」分にそれだけの価値を見出せれば、買いといえるだろう(対局ルールが通常の対局時計よりも豊富なところもセールスポイント)。余談だが、載っているイラストは個人的には上手いとは思えない。

関連エントリー

「三間飛車のひとくちメモ」を移転しました【2017年8月更新】

2011年10月 引っ越し完了(旧館)

「三間飛車のひとくちメモ」の移転作業が完了しました。同サイト内にあった「フラ盤のページ」などもすべて移転しています。見た目は全く変えていません。

2017年8月 再移転しました

「三間飛車のひとくちメモ」を再移転しました。

戦法ごとのひとくちメモの記事を、順次旧館から新館に移行中です。
ただし、フラ盤、チェスクロイドのページは移行せずそのまま残す予定です。
戦法ごとのひとくちメモの記事を新館にすべて移行し終わった後は、「三間飛車のひとくちメモ 旧館」という名称を見直すかもしれません。

新館は「はてなブログ」を利用

新館は、この「将棋の神様〜0と1の世界〜」と同じく、「はてなブログ」を利用しました。
hatenablog.com

旧館は「ジオシティーズ」を利用

ホームページサービス「Yahoo!ジオシティーズ」を利用しました。

「勝手に将棋アンテナ」運用終了

将棋ファンに馴染みの深かった「勝手に将棋アンテナ」が、設置元の「I know.」のサービス提供終了に伴い9月30日をもって運用終了した。


2004年10月から7年近くにわたって運用してきた勝手に将棋アンテナを、2011年9月30日をもって終了します。これは、アンテナの運営元が無期限休止を発表したためです。どのくらいの数の方々にご利用いただいていたのかわかりませんが、10月以降は別のサービスをご検討ください。
(中略)
アンテナという仕組み自体も、Feedが出てきてTwitterが出てきてという中で完全に過去のものになった感があります。とはいえ、新聞社のページなどの更新を把握するには、いまだにもっとも手軽なツールかもしれませんので、やはり残念です。
今風の言葉でいえば、「フィード(または特定のサイト)のキュレーション」がアンテナ、「1つ1つのパーマリンクのキュレーション」がTwitter、といったところだろうか。
前者は森の中でおすすめの木を紹介するサービス。基本的に木を紹介しておしまい。
後者は森の中でおすすめの葉っぱを紹介するサービス。何と言っても数が多く、葉っぱがどんどん生えてきて投稿が永遠に枯渇することがない。
前者もそれなりに需要があったと思うが、投稿者以外は閲覧するのみなので、盛り上がっている様子が見えない。マネタイズに結びつかず終了といったところか。

このブログも「勝手に将棋アンテナ」に登録していただいており、アンテナ経由のアクセスも数多くあった。とても残念だ。余談だが、同様のサービスである「はてなアンテナ」に移転することはできないのだろうか?

AAA! CAFE - 無料ホームページサービス」や「I know.」だけでなく、最近はWebサービス提供終了のニュースが目立つ気がする。Googleも先日10個のサービス提供終了を発表した。

私はこれらのうち「Google Notebook」を利用していたのだが、とりあえず「Google Docs」に移転した。
今年はWebサービスが淘汰される1つの区切りの年なのかもしれない。