将棋の神様〜0と1の世界〜

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」&「チェスクロイド」作者がおくる、将棋コラム

第22回将棋ペンクラブ大賞にて、北海道新聞社メディア局がWeb中継企画賞を受賞

特別賞・Web中継企画賞

昨年7月の話だが、株式会社北海道新聞社メディア局が第22回将棋ペンクラブ大賞・Web中継企画賞を受賞した。


Web中継企画賞
株式会社北海道新聞社メディア局
マスコミ人ならではの視点で描かれ、多くの”観る将棋ファン”に喜ばれた、王位戦女流王位戦ネット中継および中継ブログに対して。

なお、「将棋ペンクラブ」とは


将棋観戦記や将棋評論など、将棋文学の地位を高め、新人ライターを育成することなどを趣旨として、 将棋を愛する作家、ジャーナリスト、棋士らが集まり1987年に結成されました。
以来、優れた作品への「将棋ペンクラブ大賞」の贈呈、会報「将棋ペン倶楽部」の発行等を事業の柱として活動してきました。
現在では、作家、ジャーナリスト、将棋界関係者、一般の将棋愛好家など、全国に約700名の会員を擁する団体として 発展してきています。

という、精鋭の方々が集う組織であり、「将棋ペンクラブ大賞」とは

年間を通して発表された、将棋観戦記、将棋評論、随筆、将棋に関する著作物、記事などの中から優れた作品に対し、将棋ペンクラブ大賞を贈呈しています。賞の選考は、全会員からの推薦をもとに、第二次選考、最終選考を経て、「観戦記部門」「一般部門」「著作部門」などの部門賞や大賞が決定されます。最終選考に際しては、将棋愛好家の作家の方々に精力的にご協力いただいております。

である。
2010年は、選考委員の推挙により、特別賞「Web中継企画賞」「功労賞」が設けられたとのこと。

年々進化していく将棋のWeb中継にとって、1つのマイルストーンとなる出来事だったといえるだろう。

北海道新聞社メディア局と西日本新聞

受賞したのは北海道新聞社メディア局だが、西日本新聞社も充実した王位戦中継を行っていた。
西日本新聞社の目覚しい活躍と実績、および昨年の王位戦中継サイト全体への批評については、2009/08のエントリー「西日本新聞社がTwitterを開始、第50期王位戦第4局を中継」にて詳細に述べた。あれから1年、王位戦中継サイト入口は「王位戦中継サイト」として全社まとめて1つにまとめあげられ、CMSツールを用いることで多彩なコンテンツが整然とまとめられている。そして「王位戦」というキーワードでGoogle検索すると、きちんとトップにくるようになった。


また、ハッシュタグを用いたTwitter連携中継が行われたのも特徴的だ。中継将棋盤の右に、特定のハッシュタグが書かれているつぶやきを表示するTwitterウィジェットが表示されている(半年ほど前のタイトル戦中継なので、現在Twitterウィジェット内のつぶやきはなく空っぽの表示だが)。



7大タイトル戦では、おそらく史上初の試みだったはずだ。なお棋戦全体に範囲を広げれば、2009年末のLPSA 1dayトーナメントが史上初となる。

進化する将棋Web中継

最近では、Ustreamニコニコ動画を利用した、動画による対局風景や大盤解説インタラクティブなライブ中継(配信)なども当たり前のように行われてきている。
また、携帯電話やスマートフォンからも快適に中継が観られるようになってきた。

この先の将棋Web中継の進化からも目が話せない。


なお、東北・関東大震災による大災害、および東京電力計画停電がアナウンスされる中、王将戦第6局、そしてそのWeb中継が滞りなく行われていることも見逃すことはできない。インフラ設備もノウハウも間違いなく向上している。両対局者、およびスタッフ陣の献身に敬意を表したい。