将棋の神様〜0と1の世界〜

「三間飛車のひとくちメモ」管理人、兼「フラ盤」&「チェスクロイド」作者がおくる、将棋コラム

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おしゃれな将棋駒アイデア

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3D CGで表現された書と水墨画

筆(墨)で書かれた文字と水墨画が、美しい3D CGに変換され、新たな和風芸術として表現された映像が公開されている。すばらしい。


チームラボと、1962年生まれの書道家である大橋陽山とのコラボレーションによって生まれた映像作品「然」は、日本美術の中に存在する独自の空間を3D CGによって再構築。平面ではなく、空間の中で自在に筆をふるったような流麗な書が、水墨画のような風景や動植物たちと戯れる幻想的な世界を楽しむことができる。


SUIBOKU SPACE 〜然(ZEN)〜 from TEAMLAB on Vimeo.
余談だが、先日『gooラボ「ネットの未来カンファレンス」』というイベント(詳しくは下記参照)に、とりわけARの話題に興味があったので参加・聴講してきたのだが、このイベントにて、上記作品を出品している「チームラボ」社の代表取締役である猪子寿之氏がパネラーの1人としてトークしていた。
初めて拝見したのだが、驚異的なカリスマ性を発揮されていたのが印象的だった。

将棋駒の文字を3D化するアイデア

上記作品と、和の文化の象徴の1つである「将棋」との相性がとても良いのは言わずもがな。
作品を見て具体的にインスパイアされたアイデアは、「将棋駒の文字を3Dで表現してみたら新しいな」、というもの。
すでにガラス製将棋駒や麻雀牌*1は商品化され販売されているが、これらで使われているのは普通の平面文字。これらを3D化するイメージだ。映像の世界を飛び出してモノで表現できたらな、と。

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技術的には、すでに行われている立体工芸を使ってできると思う。すなわち、文字を3Dクリスタルアート(下図参考)のように表現すればよい。*2

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ただし弊害は、ななめから見ると何の駒(牌)だかわかりにくくなる、という点(苦笑)。横から見たら全然わからないだろう。

どうやって文字を3D化しているのだろう?

文字をどう3D化しているのか私にはわからないが、もしも一意のアルゴリズムで3D化されている*3のだとしたら、どんな文字でも簡単に3D化される。将棋の駒で使われている漢字もすべて一発で3D化できるはずだ。そうでなく手作業だとしたら、結構大変そうだ。特に「龍王」。

*1:ちなみに私は麻雀のルールを知らない。

*2:ドラクエにこんなグッズがあることは、今回商品検索で見つけてはじめて知った。

*3:例えば、R(字中の筆跡の曲がり具合)や字中の筆の向きに応じて、決められたアルゴリズムで3D化されるようなイメージ